極端な広角レンズを使うと大きい歪みにより面白い映像が作れることがあるようです。しかし、昨年入手したGR LENS 21mmをまだ使いこなすことができずに試行錯誤の真っ只中です。試しに撮った写真を掲載します。
　一昨年、モノクロ用として永く使ってきたオールドレンズ、SERENER 28mm F3.5をカラーしか撮らなくなったことを理由に手放してしまいました。あのレンズは昭和26(1951)年製と古いこともあり、カラーの発色はよくありません。しかし、小型であることと、なんともいえない歪みが好きで、旅行に出たときにはカラーにも使ってきました。28mmは他にも手元にあるので手放すことにしたのですが、後悔することになりました。最近のレンズは、しっかり補正がされていて特徴がないのです。
　そこで、特徴がありそうな広角レンズを探すことにしました。雑誌によるとRICOH GR LENS 21mmが面白そうなので、東京と横浜の中古カメラ屋さんを次々覗きました。なかなか発見できませんでしたが、白が1000本、黒が700本出荷されているとの情報を頼りにして探し続けました。そして昨年７月に銀座松坂屋で開かれた中古カメラ市で手に入れることができました。好きになれそうな予感がしています。

　レンズの写真