アムステルダムには特別な思いがあります。
はじめて足を踏み入れた外国がオランダということもあるかもしれません。1980年のことです。
港町育ちで、カソリック系学校に通ったことのある目には異国の街に感激するものは映らないと高をくくっていました。
中央駅、国立博物館、中央郵便局、コンセルトヘボー・・・・、みなある統一感と本物の威厳をもってそこに存在していました。
運河巡りの観光船では、乗船客の国籍に合わせて数ヶ国語を操りながらハイペースで連綿と説明する美人ガイドにも遭遇しました。
宿屋のおじさん、土産屋のお姉さんをはじめとするアムステルダム人（Amsterdamer)の他国人を上手に扱う国際感覚も脱帽ものでした。
横浜、神戸、長崎（Huis ten Bosch）、浦安（DisneySea)、函館、小樽が束になってかかっても、かないそうもない街です。
あれから２４年、娘（Chiharu)の撮ってきたアムステルダムの写真を比較しながら懐かしく眺めています。